ドレスコード

右向け右の合図で 僕らいつも 右を向いてた
誰にもならないことが 一番楽で安全だ
オメカシして 塗り固めて
慣れた素振りで 笑い合う
憧れが霞むたび 心のどこかで線を引いていた

諦めきれなかった
ドレスコードが僕ら 薄めても
諦めきれなかったのは
君がまだ 君だからさ

余所行きの態度ばかり 板についてきて 嫌になる
実際問題 絶対に必要だから
余計にタチが悪い

はぐれたくはなかった
これだけは譲れないものも無いし
それでも何か違う気がして
心のシワが増えていった

誰かになる時 ドレスはいらない

諦めることはないさ ずっと
ドレスコードが君を 縛っても
そのドレスは君が 選んだんだろう
憧れを捨てないで 君らしく笑えばいい
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