月灯サーチライト

空っぽの心をぶら下げて 左隣見たり
あの日で時間は止まったまま
夜が来るたび こぼれる涙

「さよなら」であなたを忘れられるなら
さめざめ泣いたりしない
月灯り 手懐けられない孤独を
痛いくらい サーチライト 嗚呼 照らすよ

瞼の裏側 焼きついた思い出 きれいできれいで
「何をしてあげられたのだろう」
左隣で声を聞かせて

目を閉じてあなたに会いに行くうちに
眠りに落ちていくけど
真夜中に目覚めて慌ててあなたを
暗い部屋 サーチライト 嗚呼 探すよ

悲しみの向こう岸 泳ぎ渡れば
またいつか笑える日がくるのかな
少しずつ少しずつ慣れていく 見守っていて

「さよなら」であなたを忘れられるなら
さめざめ泣いたりしない
月灯り 手懐けられない孤独を
痛いくらい サーチライト でも
永遠にあなたを忘れられるはずないから
泣いたりしない
月灯り 生まれたばかりの覚悟と
近い未来 サーチライト 今 照らすよ
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