天使の涙

ねぇ 桜のようにはかなく散る
まるで泡沫の恋
ねぇ そんな事さえ気づけなくて
ひとり 雨の中に 立ち止まる
あぁ あなたの瞳の中 わたしはいない…
魔法のじゅもんみたいに
声を聞けるだけで わたし 満たされていたの
あぁ いつからなの?
欲張りになってた
夢を見ていた…

ねぇ 降り続いてた 雨もいつかあがり
太陽が笑う
ねぇ そんな事にも気づけなくて
ひとり 闇のなかに うつむいて
あぁ それでも待ち続けた 光さすこと…
魔法のじゅもんみたいに
あなたの名前を 何度もつぶやいてみても
あぁ どうしてなの?
涙が止まらない
雨はやまない

魔法のじゅもんみたいに
声を聞けるだけで わたし 満たされていたの
あぁ 心のなか
春に降る雪のように
天使の涙……
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