地図のない旅

地図のない旅が 人生ならば
ひとは誰でも 孤独な旅びと
とまらない汽車に ひとりとび乗り
嵐のなかを さまよい走る
幸福とすれちがい
かなしみとめぐり逢い
愛という名の 夜明けの町に
いつの日 いつ頃 たどり着くのだろう

肩を寄せあって 暮らした女
三月たらずで あっさり別れた
とまらない汽車の 古い網だな
人生ゆきの 荷物が並ぶ
思い出とすれちがい
むなしさとめぐり逢い
愛という名の 夜明けの町に
いつの日 いつ頃 たどり着くのだろう

幸福とすれちがい
かなしみとめぐり逢い
愛という名の 夜明けの町に
いつの日 いつ頃 たどり着くのだろう
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