ウラルのぐみの木

川面静かに 歌流れ
夕辺の道を ひとり行けば
遠く走る 汽車の窓光る
若者の待つ ぐみはゆれる
オイ捲毛のぐみよ 白い花よ
オイぐみよ 何故にうなだれる

川面に夕霧 たちこめて
家路を急ぐ 工場の人
川にゆらぐ ぐみの葉かげ
若者二人 われを待つ
オイ捲毛のぐみよ 白い花よ
オイぐみよ 何故にうなだれる
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