なんでか

いつからか本気で悔しみの涙を 流すことを忘れて
よがりすがり誰かを頼るばかりで 誰かのせいにして

懐かしさ覚える薫る風 そっと心に吹き付けてきた
夢もあった 恋もした あの頃

なんでか 自分らしさを自分で決めつけて
胸の奥で鍵をかけ 限界に印をつけた
見上げた高い跳び箱 始めから諦めた
もう一歩踏み出せたなら 何か変われたかな

まっすぐに本気で自分にくれた 言葉も背にして
見え隠れの優しさや ささやかな幸せ 当たり前になっていた

今ここにいる過ごせる居場所 ずっと変わらぬ過ごせる居場所
僕にとって大切で好きだから

なんでか 記憶はやがて知らぬ間に忘れてく
喜び悲しみ全て 曖昧で途切れ途切れで
見上げた広がる空は 色を変えてくから
今できる何かを今から始めるかな

なんでか 自分らしさを自分で決めつけて
もう一歩踏み出せたなら
何か変われるかな
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