水色少年

どうにでもなれとやけになった
そんなじゃ駄目って思ったりして
繰り返される時の流れの中で
今年も春がやってきた

どんなに忘れようとしても
めぐる季節が君を運んでくる
どうしようもなく思い出す散歩道
なごりの花びらひらり

限りある僕の未来に
想い出は薄れてゆくのかな

アリガトウ 今咲き残る花びら
見上げて君を想う
サヨナラ 舞う季節に
いつもここに来るから

同情も親切も欲しいけど
言いたいことも言えない僕だけど
君が決めた好みのジーンズ
履かないよ つらくなるから

どうぞ送った言葉は
ちっちゃな僕の強がりさ
ふいに笑顔かすめた帰り道
なごりの花びらひらり

春嵐吹いて掻き消した
歩き出す 忘れてみせるよ

アリガトウ ただ咲き落ちる花びら
指先触れて想う
サヨナラ 散る季節に
強くなるから

アリガトウ 今咲き残る花びら
見上げて君を想う
サヨナラ 舞う季節に
いつもここに来るから
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