ふきだまりの街

どうしてそんなに泣くんだい
どうしてそれほど嘆くんだい
あんたは知ってたろう
はじめから知ってたろう
俺達ちゃ所詮使い捨てだってね

今さら悔やむことはない
今夜は二人で飲み明かそう
奴等ほど汚くも
なれないならそれもいい
せめて笑って 暮そうぜ

あ~あ 吹きだまりの街
あ~あ 吹きだまりの店
色あせた夢に 酔い知れて

いつまで黙っているもんか
働きバチにも意地はある
あんたと二人なら
なんとか やれそうだ
あんまり若いとは 言えないけどね

ここまで来たならあせらずに
今夜は女を抱きに行こう
置き忘れた愛が
見つかるかも知れない
けれど寝音は かかれるな

あ~あ 吹きだまりの街
あ~あ 吹きだまりの店
押し着せの日々に 戻れるか

あ~あ 吹きだまりの街
あ~あ 吹きだまりの店
色あせた夢に 酔い知れて
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