カゲロウ

広すぎる空に 伸ばしたこの手は
宙を舞って ただ無力を感じさせる
前に進めないんだ カゲロウのように
君との思い出が ユラユラ揺れる

僕には何が出来るんだろう

儚い瞬間(とき)の上に立って 今日も僕は君に向け祈り歌う
無意味だと知っても
この世界にいた 君のことを愛したことを
忘れたくはないから
何度だって歌うよ

優しかった笑顔 見せたかった景色
心にある最後に言ってくれた言葉
思うようにいかない日は あなたの想うように歌えばいいからと
教えてくれたね

今この声は 届くかな

儚い瞬間(とき)の上に立って 今日も僕は君に向け祈り歌う
無意味だと知っても
君が君でいられるように 変わらない心で話しかけるから
何度だって祈るよ

照れくさく 離した手 繋げばよかったな

儚い瞬間(とき)の上に立って 今日も僕は君に向け祈り歌う
もう届かなくても
この世界にいた 君のことを 愛されたことを
二度と忘れはしない
旅立つ君の姿は カゲロウ
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