最後の小節

もう直ぐ冬が来るねと川沿いを歩きながら
うつむいた横顔が泣き顔に見えた
あの日の俺達ならどんな風に乗り越えたかな
あなたを悲しませるくらい変わったのかな

時代を下る水の中 諦める事を知る
出会った日の輝きが 遠く流れてく

あなただけを想っていたはずなのに
重なり合った影が離れてく俺達に
さよならからのドラマが待ってたなんて
恋を奏でたメロディ最後の小節 遠く響いてる

変わりなく過ぎてく日々どんな風に生きてますか
突き刺す冷えた風がいつもより沁みた

年甲斐もなく恋しくて 凍えそうな空の下
しみったれた男だと 月が笑ってる

さよならなんてシナリオに無い言葉を
あなたの香りが残るこの部屋が胸を締め付ける

貴方だけを想っていたはずなのに
重なり合った影が離れてく俺達に
さよならからのドラマが待ってたなんて
恋を奏でたメロディ最後の小節 遠く響いてる
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