夕顔の里

ひぐらしのなく 森をぬけ
あおぐ山脈(やま)に足をとめる
あかねに染まる山の端(は)よ
みちのくの里。 秋の風。
夕顔の花は白く
秘(ひそ)やかな慕(おも)いをたたえ
月の光(かげ)は 川面(かわも)にゆれ
君の眼晴(ひとみ)にゆれ

きこえてくる祭りの音(ね)
かけてゆく子供の声が
思い出させるふるさとよ
みちのくの里。 祭りの夜。
空を流れる星の河に
夢(ゆめ)をうかべた遠い日は
今 はるかな 時をこえて
君の胸に甦(か)える

空を流れる星の河に
夢(ゆめ)をうかべた遠い日は
今 はるかな 時をこえて
君の胸に甦(か)える
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