エンドロール

何気ない思いで演じてみた姿
どんな風 あなたには見えた
素敵だと言われて喜んだ私は
どんなに単純だろうか

そこに映るのは
醜さを隠す
いつしか思い描いていた
綺麗な私だった

望まれた姿になろう
望まれる限り
私はそれが幸せと思いたい
愛された気がしてるのは
多分嘘じゃない
鳴り止まぬ拍手の音が響く

喜んで欲しくて あなたに見て欲しくて
私は演じ続けてた
声に耳を傾け 自分さえも変えてく
どんなに辛かったとしても

そこに映るのは
知らない顔した
誰かに向けた作り笑顔
理想の私だった

望まれたはずの姿を
あなたは何故見ない
視線の先を知る度に傷ついた
誰かの拍手が聞こえて
気がついた時に
嬉しくて でも悲しくて泣いた

抱き寄せてくれるだろうか本当の自分を
あなたが拒むことはもう厭わない

だから愛してくれるもの全てに私は応えたい
どんな姿になろうとも嘘じゃない
流れてく字幕の中に名前なんて無い
その人が居てくれるなら
私はいつまででも
×