音符の傘

きみの胸のおく こころの窓辺
ノックするから あけておくれ
そっと 歌ってもいいかい?
涙のとおり雨 きもちのすきま風
音符の傘をさすからさ 出ておいで

とじこめないで ガラス越しの空じゃ
ぬれやしないけど たいようのにおいも感じられないよ

ぼくが 何年たっても なんべんだってもう きみのそばで歌う
だから 足下のつぼみ 花ひらく姿 いっしょに見ようよ
音は木もれび 言葉はしずく
きみにとどいて 芽がでますように

誰かのせいにしていいんだよ
きみはちょっと 抱えすぎ
たまには ずるしてもいいよ

笑顔じゃなくても だいじょうぶさ おいで
ほろ苦い夕日も もちきれない悲しみも ぼくの音色にあずけて

ぼくが 何年経っても なんべんだってもう 君のそばで歌う
いつか 足下のつぼみ 花ひらく姿 いっしょに見ようよ
音は木もれび 言葉はしずく
だいちに溶けて きみにとどいて
どんなきれいな 花がさくでしょう

きみの胸のおく こころの窓辺
またいつでも 歌いにくるよ
それじゃあ またね
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