もしもこの世がお芝居ならば

もしもこの世が御芝居ならば
いつも私は振られ役
泣いて笑って筋書通り
こんな男を誰が知ろ

若い身じゃもの血潮はたぎる
俺も人の子人なみに
熱い情にあこがれて
燃えて切ない恋もした

それが義理ならあきらめ捨てて
遠く別れて行けばとて
清いあの娘の純情に
泣いて夜霧の旅がらす
×