道端

何処までも何処までも
道は唯唯、其処にある
何気無く口ずさむ
あの歌は昨日の夢か

立ち止まりては振り返る
影とそぞろに歩むれば
子供等の声もする街の角
誰ぞやの声もする
諫める声のある

道の端で苦笑い
道の端で我に返る

何時までも何時までも
今日も唯唯、其処にある
巡り来る悲しみの
行く果ては眠りの底か

見知らぬ街に立ち在りぬ
己が力の頼り無さ
子供等の声もする街の角
誰ぞやの声もする
諌める声のある

道の端で苦笑い
道の端で我に返る
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