月の砂漠

銀色の月の光が
君の髪 祈るように照らすから
おかえり… 何も訊かずに
傷ついた、そのすべて抱きしめよう

忘れないでね はぐれた愛でさえ
帰る場所は同じって信じてる

遥か、空は 晴れた月空
闇のむこうにつながってくよ
永遠がいつかは途切れる日まで
ふたり並んで笑えたなら、いいよね

満ちたり欠けたりしても
変わらない光だね、月の下
どうして人はこんなに
やわらかな眼差しになれるんだろう

どんな時にも ひとりじゃないんだと
君の寝息聞こえて気づいたよ

遥か、空は 晴れた月空
道なき道を照らしてくれる
希望さえ乾いた砂漠のまちで
君と泉を探してくよ、ずっとね

こみ上げる涙の熱さに いのちが叫ぶから
指のすきま 夢の砂がこぼれても
月の砂漠を 生きてゆこう

遥か、空は…
遥か、空は 晴れた月空
闇のむこうにつながってくよ
永遠がいつかは途切れる日まで
ふたり並んで笑えたなら、明日も

… 明日も
…ずっとね
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