さすらい女節

赤い夕陽に 面影が
揺れる涙の 縄のれん
泣くな 路地裏 影ぼうし
明日(あす)に続いた 道がある

遠い故郷(ふるさと) 捨てた身を
酒に詫びてる ばちあたり
夜更け ほろ酔い 影ぼうし
窓で啼いてる 隠れ月

つらい過去なら 誰にでも
あると言われて 酌(つ)ぐ酒に
浮かぶ 涙の 影ぼうし
他人(ひと)の情けに 泣ける夜

流れ流れた 最果ては
夢が棲むよな 街灯り
女 さすらい 影ぼうし
春は来ている すぐそこに

女 さすらい 影ぼうし
春は来ている すぐそこに

春は来ている すぐそこに
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