髑髏

いなくなった彼奴と話をしてる
鉄格子のない牢屋に囚われの身さ

なんでもいいんだ 酒やら映画
夜を凌ぐためのなにかを探してる

誰の助けもなく街に独り立てるか
星屑 涙 色とりどり 様々

憶えているかい おまえと通った
ジャズの古いレコードばかりかかる店

もう少したくさん話したかった
黙って行ってしまうなんてちょっと酷いぜ

はぐれてしまったおまえに会えそうな気がして
車を飛ばした
孤独がつけいる隙間を狙う夜

髑髏どうしで 踊ろうよ今夜
暇そうでいい女見かけたら 声をかけて
シャイなフリをしたおまえに すぐに紹介するぜ
×