前触れ

「今日を境目に 劇的に変わるような気がする」
予感めいたものが胸の中を駆け抜けていった
きっとそれこそが その予感こそが 何かの前触れで
未来を占う 伏線の一つかもしれない

新しい街で生きてゆく 今日がその始まりだ
僕の中で 何かが音を立てて動き出そうとしてる
平行線を辿る過去の残像に 未練なんてものは微塵もない

突風に吹かれ舞い上がる 花吹雪の中に
見つけた光 一片だけ掬いあげて
どんな出来ごとにも些細な前触れがあるはず
耳を澄まして その息遣いが聞こえるほうへ

退屈な日常 それを全部 何かのせいにしてた
退屈な日常 作り出していたのは僕なのに

気付いたんだよ 僕自身が変われば景色は変わる
逆を言えば 僕自身が変わらないと景色も変わるわけない

決意の空へと舞い上がる 花吹雪の中で
感じた息吹 耳をあてて呼吸を合わせる

始まりの朝に吹き荒れる 花吹雪にまみれ
見つけた光 一片だけ掴み取った
ありふれた日々に隠れてる前触れを探して
躍動する心 リズム刻み 歩き始める

今日を境目に変わるかもしれない
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