悲しい人なのに

ふと見上げた青空が今日は
なぜか胸にしむ
各駅停車の汽車の窓
流れる雲見て涙ぐむ
ほんとは悲しい人なのに
どうしていつもほほえむの
あなたがたずねた
小さな言葉が
心のガラス窓
さびしくコツンとたたいて過ぎてゆく

ふと足止めたこの道が今日は
にじんでゆがみます
生きているのに疲れてる
わけでもないのにふさぎこむ
きっと心がカゼひいて
寒くて私をだいたのね
あなたがうかべた別れの笑顔が
心のガラス窓
せつなくにじんで消えて行きました

もしも思い出が白いなら
僕にえんぴつ握らせて
後悔ばかりのあなたとの事
はじめから
書き直してみたいのです もう一度出会うから
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