LUCKY

毎日 荒波を迎え撃つ
物憂げな君も
麗しき彼方も
鉤括弧の中は 未だ空白のまんま
歩く途次 見付かったらラッキー

暗い夜の帳を
あのジェットに乗って行こう

何度も行き詰まる脳内迷路
それ位の事を
それ位と笑えなかったんだ
間違っても続くから空白のまんま
歩く途次 笑えるならラッキー

無敵の毛布に包まって
朝まで回避する現実
逃避行の代償は
十二分に解っているよ

声を上げる遺伝子
時に僕等 幼気な子供
時に僕等 嘘吐きな獣
いつも通り曖昧に不確かな音は
流れる赤い血になっていく
いつ自分に会える?
僕らの讃美歌

大事な物語の最終話
項垂れる君の
美しき涙を知る同志で紡ぐ日よ
いつか きっと 甲斐あって
振り返る瞬間も笑えるならラッキー

夢中で毛布に獅噛み付いて
夜まで待機する情熱
逃避行の反動で
もう次回に向かっているよ

歌い踊る遺伝子
又 体が弱音を吐いたのに
未だ心は逃げたりしないのだから
いつも以上に曖昧に不確かな音も
必ず赤い血になっていく
雑踏へ帰る 僕等の為に

暗い夜の帳を
あのジェットに乗って行こう

声を上げる遺伝子
時に僕等 嘘吐きな子供
時に僕等 幼気な獣
いつも以上に鮮明に確かな音だ
流れる赤い血は待っている
只 自分の帰りを待っている
眩しい未来に向かっている
今 自分に会える僕等の讃美歌
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