二人の夜明け

となりに今日はあなたはいない
いつもより少しだけ唇が痛い
置き忘れていった時計
いたずらに少しゆっくり時を刻み

口づけ交わす 傷つける
あなたがいろんな顔みせるたび
乾いた瞳から 嘘ついたり
魚になって夢を泳いだり

これからどんなあなたの影と
出会うことになるのでしょうか
すべてを受けいれた時には
そこは終わらない愛の海

ラジオから訪れてくる
みんなが知ってるリズムから飛びたって
あなたが明日はとなりにいて
いつもより少しだけ胸がいたいのさ

りくつはやめて 雨となく
あなたがいろんな顔みせるたび
体をまるくして 甘えたり
カナリアのように夜を歌ったり

これからどんなあなたの影と
出会うことになるのでしょうか
すべてを受けいれた時には
そこは終わらない愛の海

止まらないであなたの森の中をさまよう
ありふれた地図は役に立ちそうもないけれど
うしろを振りかえったら喜びと悲しみが
水鏡に映ってる
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