花酔曲

心のかたすみに
閉ざされてたやさしさを
あなたが思い出させてくれた

短い夜だった
話すことよりそばにいる
それだけで たしかめ合う二人

街は二つの影を深い眠りの中に
他人(ひと)の目には うつらないように
やさしく やさしく 包む
ア~ア~
ふれあった口唇に
恋という名のささやきを
あなたが思い出させてくれた

忘れかけてた人の心のぬくもりを
せめて今は 感じていたい
それが それが 愛さ
ア~ア~
生きている
もつれあい もがきながら
今日もまたどこかで
息づいている 生命
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