乱反射

河のほとりだった
すりむいたひざを抱いてたね
水の乱反射が
眩しくて目が見れなかった

怖いくらい綺麗だった
君のうなじの線

なぜ心が張り裂けるの
見えない血が傷口にしみたよ
あの校舎は夏の匂い
叫びたいけれど非力だった
遥かな日々

未来 その不安に
誰もみな押しつぶされてた
黒く低い空に
稲光 二人駆け抜けた

雨に濡れた君の顔が
風景に透けてた

なぜこんなに苦しいのと
借りてたノートのはしの落書き
あの教室 窓の外の
飛行機雲が眩しかった
遥かな日々
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