ワンダーアラウンド

流れる時と戻る思い出が
僕を置いてまわりまわる

動けないまま 立ち尽くすだけ
覆われたように視界は閉ざされ
手の中にある白百合の花
儚さにただ苛立ちを覚える

何もできなかったのは
何もせず止まったから

可能性は夢 後悔を映す
種を蒔いたはずの蜃気楼 信じない
あの頃にまた戻れるのならば
君の頬に手をかけるだろう

今泣いてるの? 分からない程
かすれた声が 僕の首を絞める

いつからここに来たんだろう
道はあったはずなのに

見上げた空を 彷徨った瞳
今は閉じたまま箱の中で壊れてく
あの場所にまた戻れるのならば
君の手を引き 浚うだろう

僕は忘れない 君を忘れない
離れた手も覚えているから

可能性を知る 後悔は紡ぐ
花は枯れて種を残しまた繰り返す
土に帰ろう あの日に戻るよ
君の頬に手をかけるため
×