この世は女で廻るのよ

この世は女で 廻るのよ
女は男に 磨(みが)かれて
綺麗(きれい)になるのよ 艶(つや)がでる
惚れたら心底(しんそこ) 尽くし抜き
可愛(かわい)がられる 花になれ
この世は女で 廻るのよ
廻るのよ 廻るのよ

この世は女で 廻るのよ
恋した男は 数知(かずし)れず
涙が女の 翳(かげ)になる
憂愁(うれ)いを含んだ 眼差(まなざ)しが
妙(みょう)に男を またそそる
この世は女で 廻るのよ
廻るのよ 廻るのよ

この世は女で 廻るのよ
女の色気は 顔じゃない
羞(は)じらう物腰 その仕草(しぐさ)
ほつれ髪(げ)クルリと 指に巻きゃ
花に集(あつ)まる 蝶の群(む)れ
この世は女で 廻るのよ
廻るのよ 廻るのよ
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