いのちの橋

なぜそこを選ぶのかも
わからずに渡る橋
流れる水面(みなも)は
なにも言わない

めぐり逢う人が誰か
知るまでの永い旅
いくつもの岸辺
舟を残し

かすかな明かりを
胸に灯して
いのちは たった一度
夢を見てる

引き返す術もなしに
欄干(らんかん)も朽(く)ちた橋
思い出を伝(つて)に
渡りますか

儚(はかな)い明かりを
胸に灯して
いのちは 終わりのない
夢を探す

風の彼方
空も超えて
時はなにを見てる

なぜそれを守るのかも
わからずに愛と呼ぶ
傷ついてもまだ
怖れもなしに

すれ違う人の名さえ
幻に響くけど
忘れ得ぬものも
かならずある

ラララ…
ラララ…
×