夜風

目を閉じて そっと思い出している
重低音がゆっくりと響く
背後に突き刺さる痛みは多分
いつかの美しい君の視線

何も考えられない今を
只過ごしても きっと何も変わらないだろう
あの日のシャンプーのにおい 漂う夜風の中
そんな事を考えていた 15分前も過去

白い紙広げ そっと思い出してみる
機械音はやけに耳につく
最近は 毎晩のこの日課にも飽き
いつからだ? すっかり前進せん

何も考えられない今を
只過ごしても きっと何も変わらないだろう
あの日のサンダルの2人 さまよう夜風の中
未来等見ていなかった 4ヶ月前を描こう

何も考えられない今は
たった少しでも きっと何か変えてみないと
あの日も本当は1人 漂う夜風の中
どんな事を考えていた? 4ヶ月前の過去

走り去ろうとしても ついてくるのが過去
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