今宵も月は海を照らす

碧く広がる島の海は 沈む夕日の朱に染まり
風は来るかとサシバに聞けば 雲の流れに聞けという
今宵も月は海を照らす

島サバ、ソロソロ夕食(ゆうげ)の町に 集う笑顔は酒に酔い
三線鳴らして打つ舌鼓 オトーリ回して夜が更ける
今宵も月は海を照らす

さーゆいさー ゆいやゆいさ さーゆいさー ゆいやゆいさ

君に出会った岬へ向かう 遠い時代のあの恋は
風に煽られ舞い上がるたび 今と昔を繋ぐように 今宵も月は海を照らす

保良の港で佇むサバニ 時間(とき)の流れを物語り
珊瑚眩しい宝の海は 親の愛ほど深いもの
今宵も月は海を照らす 今宵も月は海を照らす

さーゆいさー 海の愛さー さーゆいさー 月の愛さー
さーゆいさー 島の愛さー さーゆいさー 親の愛さー
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