霞ゆく空背にして

霞ゆく空背にして 僕はもう振り返らない
二度と逢えないとしても

君と逢えた めぐり逢えた 奇跡を抱きしめられたら
不思議にこの不安は消えるから

錆び付いたフェンスに登って
明日さがした 新しい自分を見つけたくて
少しだけ早い粉雪 指に溶けて
胸にしまい込んだ傷にしみた

口づけて 愛し方 教えてくれたなら
忘れ方も 教えてよ

霞ゆく空背にして 僕はもう振り返らない
二度と逢えないとしても

ためらいのない 想いだけが ただ一つあればいいから
春を待たず 新たな旅に出よう

僕の考えは間違いと 自分隠した
正しさが何かもわからずに
流した涙の数だけ 君を愛してた
これだけは言えるよ間違いじゃない

ひび割れて 色褪せて やさしさが生まれて
君がいたから 勇気は育つと思える

霞ゆく空背にして 僕はもう振り返らない
二度と逢えないとしても
君と逢えた めぐり逢えた 奇跡を抱きしめられたら
不思議にこの不安は消えるから

かじかむ心見つめて 傷(いた)みと迷いの中で
強さの意味を見つけよう

ためらいのない 想いだけが ただ一つあればいいから
春を待たず 新たな旅に出よう
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