仁吉劇場

人は一代 笑うも泣くも
苦労手酌の 短い命
時代遅れと そしらばそしれ
意地を貫き 義理人情に
生きた仁吉の 仁吉の潔さ

惚れたあの娘(こ)と 所帯も持てず
噛んだ未練が 奥歯にしみる
義理を通せば 情けの花が
枯れて涙の 盛り場しぐれ
愚痴につまずく つまずく一人酒

誰に陰口 叩かれようと
筋を通して 生きたい俺さ
喧嘩お御輿(みこし) 祭りの渦に
決めた覚悟を 太鼓でしめりゃ
男劇場 劇場日本晴れ
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