Nenne

「だから Nenne おこらないで聞いてくれ
Nenne ぼくは片想いしてるのさ
だから Nenne ずっと大人の女さ
Nenne 泣いて やいているのかい」

ああ 哀しみに頬杖ついて彼が言う
猫でもいじめて笑う そんな瞳で
Nenne Nenne お前は Nenne
純粋な気持だけをもてあそぶ彼

さよなら好きな人 彼はやさしい
やさしさの裏側に ナイフがある

「だから Nenne 素顔のままでいいよ」
そんな嘘を信じたフール
ひとつ若さ はみだせないで
いつも愛に はぐれてばかり フーフーフー!

「だから Nenne 聞き訳の無い娘だね
Nenne 早く お家にお帰りよ
だから Nenne キスも下手なくせして
Nenne 口を尖らせるなよ」

ああ 人よりも冷たく彼は影を踏む
頭をこづいて 子供あやすよう
Nenne Nenne お前は Nenne
地下鉄の駅で 彼は闇に溶けるの

さよなら好きな人 今度逢う日は
魅きつけて 焦らさせて 振り向かせる

「だから Nenne ウブなままでいいんだ」
そんな言葉投げ返したい
ひとつ若さ はみだせないで
いつも愛に はぐれてばかり フーフーフー!
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