始まりの歌(バベル)

託す魂よ 繋ぐ魂よ
天を羽撃くヒカリ
弓に番(つが)えよう

何億の愛を重ね
我らは時を重ねて
原初の鼓動の歌へと
我らは今還る

紡ぐ魂よ 腕に包まれて
太陽のように強く
月のように優しく

沸き立つ未来
物語は終わりへ
そしてまた咲くのだろう
奇跡はやがて歴史へと
誇り煌めくだろう

何億の愛を重ね
我らは時を重ねて
奇跡はやがて歴史へと
誇り煌めくだろう

響き
鳴り渡る
音を
奏でよう
独奏―ひとり―きりの
歌では
調べには
遠く

始まりの音楽―BABEL―とは
それはただの風だった
星の産声が交した
寂しさの代名詞―プロナウン―
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