そばかすの天使

あたしを捨てて行っちまった あんたの背中に
好きよ好きと何度も 叫びつづけた

どこかのイカす映画のように すがって泣いて
しがみつくのはガラじゃないと くちびる噛んだ

ああ ずっと生まれてきたその時から
ああ 夜はいつも冷たいはずじゃない
リボン結んで 煙草ふかして
そばかすだらけのあたしが立ってる
ねぇ 暗い舗道

あれは16 新宿の名も知らない店で
あたしの手を握りしめ 「明日こそ」と言ってくれた

傷つき羽根折れた天使は それでも信じられず
疑いながらも惚れた時にゃ あんたからサヨナラ

ああ ずっと生まれてきたその時から
ああ 雨はいつも冷たいはずじゃあない
リボン結んで どしゃぶりの中
そばかすだらけのあたしが立ってた
ねぇ 暗い舗道

ああ ずっと生まれてきたその時から
ああ 夜はいつも冷たいはずじゃあない
リボン結んで 何をいまさら
そばかすだらけのあたしが泣いてた
ねぇ 暗い舗道
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