星の流れに

星の流れに 身をうらなって
どこをねぐらの 今日の宿
荒(すさ)む心で いるのじゃないが
泣けて涙も かれ果てた
こんな女に 誰がした

煙草ふかして 口笛ふいて
あてもない夜の さすらいに
人は見返る わが身は細る
町の灯影の わびしさよ
こんな女に 誰がした

飢えて今頃 妹はどこに
一目逢いたい お母さん
ルージュ哀しや 唇かめば
闇の夜風も 泣いて吹く
こんな女に 誰がした
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