願い

悲しみにたえて
川岸に立てば
雲はるかに風はそよぎ
花は水面に
散るならば せめて
清らかに 淡く
汚れを知らぬ青春よ
ああ 夢

侘しさにせかれ
月かげを行けば
虫あわれに露はしげく
花はしじまに
咲くならば せめて
華やかに紅く
はじめて知る涙よ
ああ 恋
×