初恋夜曲

遠い記憶の 夏祭りの夜
あなたに見せた 浴衣の金魚
愛を知る少し前の 幼すぎた日々
胸のときめきに 恋してた

銀色の小雨に 泣きぬれた小路を
ぐるぐると歩いた 初恋の終わりに

口づけも叶わず 途切れた恋でした
雨粒の数だけ あなたが好きでした

遠く花火が くるりと咲いて
好きと言えずに 夜空を見つめ
気まぐれな占いさえ 気にしてたあの日
大事な言葉は 空回り

最後に一度だけ あなたのその胸に
飛び込んでみました さよならの代わりに

人を愛すること わかりかけた今も
ふと思い出します 遠い日の初恋

口づけも叶わず 途切れた恋でした
雨粒の数だけ あなたが好きでした

人を愛すること わかりかけた今も
ふと思い出します 遠い日の初恋
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