海峡ふたりぽっち

ついてくるかと ささやけば
ハイと答える うなじが白い
おまえが側に いるかぎり
どんな嵐も 平気だよ
一つ傘さし より添えば
夢も重なる 海峡ふたりぽっち

俺のいのちと ひき換えに
惚れたおまえに しあわせはこぶ
男の船の 羅針儀に
なっておくれよ 離れずに
進むだけしか 道のない
船をゆさぶる 海峡ふたりぽっち

寒くないかと だき寄せる
肩の細さが また気にかかる
水平線の あの涯てに
たとえ苦労が 待ってても
力あわせて 生きようよ
明日が呼んでる 海峡ふたりぽっち
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