牡丹雪

もしも浮世が 夢路(ゆめ)だとしたら
あなたふたりが 可哀想
哀しい都会の 女と男
ひとつの毛布に くるまって
涙の迷子に ならない様に

牡丹雪降る 夜更けの窓に
あなた過去(きのう)を 積らせて
故郷忘れた 女と男
心の焚火に 寄り添って
涙で希望が 濡れない様に

春がそこまで 足音たてて
あなた明日は 晴れますか
倖せ知らない 女と男
想い出継ぎ足す この酒に
涙のしずくが 落ちない様に
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