なみだ坂

人の世の悲しみに 負けて生きるより
力合せて二人で 歩いて行かないか
細いうなじの ほつれ毛さえも
胸をしめつける
辛い過去なら 誰でもあるさ
泣くがいい 泣くがいい
涙が涸れるまで

おまえさえよかったら こんな俺だけど
ついておいでよ この手を しっかり握りしめ
言葉少なに うつむく頬に
浮かぶ泣きぼくろ
生きていりゃこそ 明日(あした)もあるさ
泣くがいい 泣くがいい
涙が涸れるまで

ひとりでは果てしない 遠い道程(みちのり)も
こころ重ねて辿(たど)れば 幸福(しあわせ)見えてくる
やせてやつれた おまえの肩を
濡らす涙雨
命かけても 守ってやるさ
泣くがいい 泣くがいい
涙が涸れるまで
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