慟哭

避けられてるかもしれない予感
それとなくそれとなく感じてた
愛されてるかもしれない期待
かろうじてかろうじてつないだ
話がある、と
照れたように言いかけたあなた
逃げる私
聞けよ、イヤよ、聞けよ、知ってるわ
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
わかったのに
おまえも早くだれかをさがせよと
からかわないで、エラそうに

あやしまれるほど耳もと近く
ひそやかにあなたからたずねた
どう思う? なんて視線の先
愛されびとが たたずんでた
そうね二人とも似合うわ
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
わかったのに
いちばん先に知らせたともだちが
私だなんて 皮肉だね

でも、笑ってるわ
でも、ちゃかしてるわ
こんなひと どこに隠してたの

ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
わかったのに
おまえも早くだれかをさがせよと
からかわないで、エラそうに
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