5月5日

春の終わりの晴れた空は
今日も柔らかな雲浮かべ
青葉を撫でるそよ風さえ
そっと背中を押してくれる

何かなくすわけじゃない
壊れるわけでもない
でも少し淋しい気もします

寝覚めた朝は清々しく
心は不思議と穏やかです
5月5日の藤沢市は
いつもと変わらぬことでしょう

思えば世間知らずで
迷惑ばかりかけたよな
偉そうなことも言ってきたけど

その身に宿した命は
愛を食べて夢を描く
与えてもらったこの名前に
恥じぬ様に真っ直ぐ生きて行きます

一生に一度の晴れ舞台で
やっと大人になれるのかな

ずっと考えていた
きっと泣いちゃうだろうって、
それでも上手く笑えるかな、なんて

この眼に溢れる涙は
喜びでも悲しみでもなく
愛する全てをただ讃える気持ちです
この世界に生を受け本当によかった

その身に宿した命は
愛を食べて夢を描く
与えてもらったこの名前に
恥じぬ様に生きてゆく

これからも
不束な僕を叱って欲しい
ずっと二人で見守って欲しい
変わらずに歳を重ねて欲しい
お父さん、ありがとう。
お母さん、ありがとう。
貴方がいるから歩いてゆける
貴女がいるから笑ってゆける
これからもずっと僕は二人の『子供』です
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