君がいた夏

砂ぼこり舞い上がる グランドの片隅で
僕は一人たたずみ 耳を澄まし目を閉じた
去年の今頃は 二人この場所で
同じ夢をみていた 同じ風を感じていた

ときめきを押えきれず 君の背中呼び止めた
友達でいることは たやすいことだったけれど

君がいたあの夏の日 今も僕の心の中に
鮮やかな色で 少しだけ動くストップモーション

見果てぬゴールは ほこりに塗れて
大事な物は何か 見失ってしまいそうさ

僕の夢叶えたら もう一度愛を告げよう

君と見たあの夕陽は 今も僕の瞳の奥に
陽炎にゆれて 消えることのないエモーション

君がいたあの夏の日 今も僕の心の中に
鮮やかな色で 動くことのないスローモーション
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