ローマンス

そらがまるっきりばらいろで
そこに一本若いリンゴの木が立っている

KeolgKol おやふくろうがないてるぞ

山の上の電燈から
市街の寒天質な照明まで

KeolgKol わるいのでしょうか

黒いマントの中に二人は
青い暈環を感じ
少年の唇はセルリーの香
少女の頬はつめくさの花

KeolgKol ぼく永久に
あなたへ忠誠をちかいます
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