伴奏

はるか遠くまで 旅をしてきたね
星を数えて 夢見た夜明け

露にぬれた肌 あたためあいながら
歩き続けた 幾年幾月

時には遠く 時には寄り添いながら
感じてた君のぬくもり

共に越えてきた 河や山脈(やまなみ)も
ゆれてにじんで 愛おしく見える

汗はかがやいて 涙に変わる時
僕のゴールは いつも君の胸

時には遠く 時には寄り添いながら
ここまで一緒に旅をして 来たよね

粉雪舞う道も
陽炎立つ道も
凩吹く道も
桜見上げた道も
それぞれの苦しみも悲しみも すべて
過ぎ去るものは必ず美しく変わる

夜が明けたなら 旅を奏でよう
ゴールテープの君を抱きしめて
いつかお互いの命果てる時
そっと笑顔で送りあおうね
きっと………
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