ひとひら花便り

振り返り また進む 誠の道へ
ほころぶつぼみ仰ぎ 誓いを束ねた

ひだまりがほどいた薄氷(うすらい)から
願う雫が溢れ出す
あたたかい故郷 揺れた

咲き集う花明かり それがこの絆
たたえあう眩しい笑顔 いつも勇気灯す

さざ波に飛び跳ねる光あつめて
貝寄せの風がほら 想い出も運ぶ

ひとひらの便りを 季節が染め
めくる暦の数 纏う
ゆずれぬ願い 響く

流れ往(ゆ)く花筏 目指す岸辺へと
この夢に飛び立てた場所 時の影を包む

咲き集う花明かり それがこの絆
たたえあう眩しい笑顔 いつも勇気灯す

流れ往く花筏 浅葱の海へと
たまゆらをつなぐ絆が 時の振り子戻す
故郷 いつもそばに…
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