鎌倉は子守唄

緑濃き山の ふところに抱かれて
ただずまいしずかに 岩倉がならぶ
君はいつも歩みとめて 呟いていた
「私が死んでら こんなお墓がいい」
ふりむいた 君は笑っていた
潮騒が きこえてた
潮騒が きこえてた
ふたり木漏れ日を枕に まどろんだ

忘れもしない あの日の出逢いを
蝉時雨の中 じっと僕を見てた
君は眩しかった
君は眩しかった
江ノ電が 腰越を過ぎて
はじめて海と 出逢う時のように

ほととぎすの花 乱れ咲くなかを
君は眠ってしまった 岩倉のかたすみ
あまりにも鮮かな この悲しみ
なだめて過ぎる いつもの風よ
夕暮れが 近いのだろうか
鎌倉は 子守唄
鎌倉は 子守唄
昔の夢のつづきを今 見せて欲しい

鎌倉は 子守唄
鎌倉は 子守唄
昔の夢のつづきを今 見せて欲しい

君は眩しかった
君は眩しかった
江ノ電が 腰越を過ぎて
はじめて海と 出逢う時のように

君は眩しかった
君は眩しかった
江ノ電が 腰越を過ぎて
はじめて海と 出逢う時のように
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