ありきたりの夜

ありきたりの言葉でも 当たり前のキスでも 胸に沁みる夜がある
だけど今は ひとりで歩こう

隣の人 ヘッドフォンからかすかに響く あなたの好きな歌
不思議だよね 見慣れてる景色さえ一瞬 スローモーションになる
窓を見て そこにいる私は 真っ直ぐ強く立ってるはずよ

ありきたりの言葉でも 当たり前のキスでも 胸に沁みる夜がある
だけど今は ひとりで歩こう

恋するのが 面倒だなんて言ってない あなたもいつかわかる
「永遠」とか「誓い」とか「愛」とか 少し欲張りになった それだけ

本当は今すぐ会いたい バッグ部屋に放り投げて
息を切らしてあなたのいるどこかへ走りたい
にっちもさっちもいかない 泣きたくても泣けない夜
やっぱりねあなたの笑顔いちばんに浮かんでくるのに
浮かんでくるのに

ありきたりの言葉より 当たり前のキスより キラキラした朝を待つよ
だから今は ひとりで歩こう
ひとりで歩こう
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