百年も孤独

砂まじりの風が吹いて
カラスが鳴いても僕は帰らない

水しぶき砕け散って
カエルが鳴いても僕は帰らない

目をとじよう 耳ふさいで 鼻をつまもう
僕は信じない 夢を見させて

待ちぼうけ
今日が終わっても
黄昏に眼を細めてる

眠くてもお腹がすいても
息が続かなくても僕はここにいる

目をこらすよ 耳すまして 鼻ふくらまそう
僕は信じる 君のことだけ

待ちぼうけ
干支が変わっても
黄昏をにらみつけてる

待ちぼうけ
百年過ぎても
黄昏と手をつないでる
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