青春はいちどだけ [colour field]

僕らは古い墓を暴く夜の間に/
手に触れてすぐ崩れて消えてゆく/ただいつまでもつづく/
遠くまで見える/寒い冬に唾吐く時に/
鳴り出した鐘/いらだちさえ僕は/抱きしめたいと思った/
週末に間に合うように/手紙を書くつもり/
午後には雪が/照れくさいくらいにほら降るだろう/
名前をつけて/冷たすぎるように/シールで閉じて隠して/
名前をつけて/残酷なくらいに/さあ目を閉じて答えて/
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